第三回 日本人とジャズ アドリブ
なぜ日本人はアドリブに於いて苦労をするのでしょうか?

一つには、歴史的に見て日本人には「ハーモニー(和音)に対するDNAが欠如している、あるいは欠如していた」といっても良いでしょう。
日本民謡を例題に上げると、尺八、三味線、歌い手が同じ旋律、いわゆるユニゾンです。西洋音楽の様にハーモニーらしきものは存在していません。
日本人がハーモニーと接触し始めたのは、そこそこ「百年の歴史」といっても過言ではないでしょう。本格的な「ハーモニーとの遭遇」となると、実質五十年、鬼畜米英、敵性音楽禁止が解禁された第二次世界大戦後といっても良いかも知れません。

日本の音楽教育に対する疑問・なぜ固定ドに?

私が一番不思議に感じていること、困惑している事ですが、いつの時からは、はっきりしないのですが、日本の小中高、学校音楽教育が「移動ドから固定ド」に変更されたことです。ちなみに、私の時代は幸いなことに「移動ド」でした。

教える側から見れば「ヘ長調のドは、ハ長調のファ」等とを教えるより「固定ド」一本に絞れば簡単でよい事は良く分かりますが、今になって「固定ド」一本にしぼった弊害が如実に現れてきている事に、日本の文部省は気が付いているのでしょうか。
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