とりとめのない欧州からのアネクドート(小話)
現在彼は“DIE ENTTAEUSCHUNG”,(失望という意味)、“DER ROTE BEREICH”(録音などで針が示す赤色の領域の事) グループの他、ワタシの2つのグループ、“アキと良い子たち”、それに“ファッツワーラープロジェクト”のメンバーでもあり、また亭主の持つ“グローブユニテイ”、それに 双方リーダーの“モンク全曲プロジェクト”などに参加している。私にとって音楽を演る上での最良の相棒であり、又かけがえのないベストフレンズでもある。

ベルリンに住んでから、老若男女問わず、音楽のジャンル分け隔てなく、さまざまなミュージシャンとの交流が増えた。 ベルリンの壁があいてからは沢山のミュージシャンがベルリンに住みにやってきたこともあってか、ますます音楽のフィールドが広がっているように見える。音楽という大きな傘の下という同じ仲間意識からか、ベルリンのミュージシャン達は好奇心旺盛、クラシック、ジャズ、即興音楽、ロック、ヒップホップと分けられた音楽ジャンルの中だけに留まる事なく、
お互いに声掛け合ってせっせと足運び、セッションに臨んでいる。そこから新しいグループが誕生していくのはとても興味深い。
ワタシが思う21世紀の展望は、そういった音楽の交流から生まれ育ってゆくボーダーレスの世界に今後ますます発展していくのではないかと思っている。

今 私はノルウエーの森深くMOLDEという都市に来ております。ちなみにこのモルデジャズフェステイバルは6日間に渡り開催されているのだが、プログラムを見ると、チャーリーヘーデンのグループ、アンソニーブラクソンのグループ、ロイヘインズトリオ、ヒップホップのDJ FOOD、その他、エレクトリック, イタリアの即興音楽グループなどが目白押しに演奏を繰り広げている。
どうやら“ジャズフェステイバル”と一言では括れない音楽祭がここでは催されているわけだ。さっきホテルの玄関でアメリカ人のピアニストであるマリリンクリスペルにしばらくぶりに出会った。
彼女も非常にフィールドの幅、音楽視野が広いピアニストで、即興シーンで活躍しているイギリスのバリーガイ、エバンパーカーなどと多く仕事をしている一方、ポールモチアン、ゲーリーピーコックなどと組んだトリオなどでも活躍している。
明日は、最終日。それぞれのグループの中から選抜、入り交じって演奏する事になっていて、ワタシの場合はルデイと一緒にセッションに参加の予定である。

今回ルデイを書くにあたって、彼にちょっと聞いてみたことを最後に一言。
私「アナタにとってジャズとは何?」
ルデイ「響きとスウング感のふたつがジャズのおへそ」

高瀬アキ
  (2005年7月23日 ノルウエーのモルデ市にて)


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