高橋節(とも)的jazzsmile
第3回(2005/3/9)「国際的黒人音楽論」(閑話休題 編)

「ジャズの歴史はアメリカで生まれて100年ちょっと」と思っている人は大きな間違いであるようです。奴隷として拉致されてきた黒人がそのルーツを持ってきたとしたら…コミュニケーションツールとして、呪術や祈祷の手段として用いてきた「Rythm」というものを含むとしたら、クラシック音楽や中国4000年の歴史とは比べ物にならない太古の昔から「太鼓のリズム」(シャレではない…)は音楽の起源そのものなのかも知れません。近年、「最初の人類はアフリカに誕生した一人の女性から始まった」という学説がありますが、と、すると「音楽もアフリカから生まれた」と胸を熱くするのも、頷ける話です。

何故こんな話をするかと言うと、以前、私が自分のページの日記に書いた童話(「おんがくのめがみさま」※高橋節diary)は、渡米して40年近くをアメリカの黒人社会で過ごしてきた、敬愛する師匠の中村照夫さんから聞いた話が基になり創作しました。ジャズという音楽は言わずと知れた黒人音楽をベースに、アメリカで生まれた20世紀の代表的芸術ですが、ジャズは悲しくも愚かな人種差別に育まれた文化であることは、広く知られているところです。中村さんは、人種や出自、身体的特徴、金持ちか貧乏か…ということに関わらず「人は誰しも夢を実現させて豊かに生きていくことが出来るはず」をテーマに、社会的マイノリティーを支援する為のコンサート活動を続けて、ニューヨークの黒人社会で育ててきた自分の音楽や哲学を形にする努力を今も続けておられます。
※高橋節diary
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