第6回=新春臨時コラム=


「音楽」には“ジャンル”という分類がある。その中で私が好きなのは勿論ジャズなのだが、ジャズの中でも更に細かくジャンル分けされており、マニアにとってはかなりの重要事項であろう。例えば、私は弦楽器奏者ということもあり、どうしてもビッグバンドジャズが苦手(というより馴染みが薄くなってしまう)になってしまうが、場合によっては、聴きたくなる時がある。アサヒスーパードライを美味しく呑める時があるように。

世の中では、20歳未満と、運転前の飲酒は法律で禁じられている。一方「音楽」は、老若男女問わず、運転中でも、少なくとも3人に2人は嗜むことができる処が相違点であろうか。但し、「タダ酒」ほど高いものはない、と謂われる位、「酒」は金が
かかる。「音楽」だってそうだ。私は幸か不幸かアマチュア音楽家の為、「音楽」でメシを食っていくレヴェルではないのだが、プロ・ミュージシャンは生活が掛かっている訳であり、その意味でも「音楽」は一つの商品であると言えよう。そう、「音楽」も金がかかっているのである。
日本の街中を歩くと、そこら中で喧しい程のBGM(Background Music)がかかっている。将に「音」の垂れ流しである。「ふるまい酒」とはいうが、ここまで無節操に、不特定多数に酒が振舞われることはないであろう。「音楽」を聴くのも流すのも演奏するのも自由だが、ある程度節度を持って、責任を持って扱って欲しいものである。
私にとって、去年は音楽活動の再開の年であり、明らかに自分の能力を超えて、無理をしての演奏活動であった様に思う。その為、幾分か消化不良気味であり、納得のいかないstageが繰り返され、反省される。

今年は、ゆっくり、じっくりと演奏・創作活動に磨きをかける所存である。美味しい「酒」をまったりと、こころゆくまで味わうように。


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