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毎月、日本で活躍中のjazzミュージシャンを紹介していきます。
第30回 【 吉野美知子(Vo) 】


<吉野美知子Profile>

 群馬県生まれ。高校時代には将来何をやりたいの決まらず、とりあえず自立する為に卒業と同時に東京に移る。半年ほどして小さいころから親しんでいたジャズを歌いたいと思いヴォーカルのレッスンをうけ始め、バンド活動は始める。
その後,基礎を学びたいと尚美音大の全身である音楽学校の2部に入り声楽を専攻する。卒業後ニューヨークにて遊学。イーストヴィレッジに住みオーネット.コールマン、ジャームス.ブラッド.オルマーやダンサー、写真家、絵描きなど様々なジャンルのクリエイティブなアーティスト達に出会う。
帰国後、横浜、池袋のクラブを皮切りに、ホテルニューオータニ、高輪プリンスホテルやクラブ、ライブハウスに出演。1984年、アルバム“One Love Michiko”発表(ベーシスト中山英二の曲に自作詞を含んだオリジナルアルバム)全国ツアーを行う。

 1987年バークリー音大入学の為渡米。卒業後はボストン近辺でジャズのコンサート、ライブ、教会のゴスペルクワイアー、オペラのコーラス、ジャズコーラス,ミュージカルのコーラス、レコーディングなどの様々な音楽体験をする。2001年 After A long Spell Of Rain 発表2004年 Clear Out Of This World  発表。六本木ピットイン、ブルーズアリーなどでライブ.セッションか重ねてきた。現在newband ”Ab-road”(小太刀のばらとco-leader クァルテット)、2ホーンのクインテット(TP、Tsの2管の入ったバンド)やピアノトリオでピアニスト大徳俊幸他,小太刀のばら他との演奏活動。インディーズレーベルBluevega、MICHIKO YOSHINO VOCAL WORKSHOP主宰。VOJAコーラスアカデミー講師など後進の指導にも、積極的に力を注いでいる。ATN出版のVOCAL翻訳書の監修などにもあたっている。


Q1;現在の主な活動を教えて下さい。
今年新しいバンド”Ab-road”を結成し、先日Blues Alleyでデビューライブをやりました。メンバーは、co-leaderのピアニスト小太刀のばらとTenor sax 岡淳. Bass.横山裕.  Drums .野崎正紀で新しい気持ちで、小太刀とお互いに協力しながら、また3人のメンバーのサポートでいいライブになりました。小太刀とは、デュオやトリオでも今年はやっています。それと今年は少ないのですが、トリオや2ホーンの入ったバンドなどで、ピアノの大徳さんにはここ8年くらい私のバンドに参加していただいています。
またカナダ、アメリカのシンガーとのヴォイスアンサンブル“Hale Kai”のメンバーで年に一回くらいはギグに参加しています。また自宅でのレッスン、VOJAコーラスアカデミーでの講師や地方でのワークショップやレッスンなど後進の指導も精力的にやっています。


Q2;いつ頃からjazzミュージシャンになろうと思われたのですか?何かきっかけがあったのでしょうか?
高校時代将来何をやりたいか決まらないので、まず自由になる為に東京へ。最初は何を目指そうか模索していました。漠然とジャーナリストとか報道カメラマンとかいいなあ、と思っていましたが、小さいときからジャズを聴いていたのでいつも口ずさんでいる私に、ボーイフレンドが“ジャズを歌えば!”って。それで、そうだ!ジャズをやってみよう!と。


Q3;jazzをどのようにして習得されたのですか?
最初ジャズの雑誌で見つけた当時六本木のアマンドの裏にあったアンミュージックスクールに行きました。そのうち雑誌でバンドを見つけて加わったり、マーサ三宅さんのレッスンうけたり、クラッシックの学校に行ったり、NYに行った時レッスンを受けてみたり。プロになってからは共演のミュージシャンから毎日いろんな事を学びました。また昔高田馬場のシェーキーズに鈴木建彦さんというトランペットの人のバンドが演奏していて、仕事がない時はいつも遊びに行って歌わせてもらいました。そこでデキシーからエリントンくらいまでの古い歌を沢山覚えました。そしてジャズの明るい表現やハッピーでも裏に悲しみやブルースが潜んでいるみたいな感じなどいろいろ学ばせてもらいました。またマンネリしてきた時アドヴァイスが受けたくて東郷輝久さん宅にもレッスンにお伺いした事もあります。ただ私は歌を歌うだけじゃなくて自分のイメージを音にしたいという願望が前からあったので、もっと広い意味で勉強したいと思いプロになって10年目に、バークリー音大に入学しました。それは素晴らしい経験で、今までよくわからなかった事がいろんな角度から学ぶ事で秘密が解け、大きく視野広がる毎日で幸せでした。また世界から集まった音楽の仲間と出会い、友人になったことなど大きく世界が広がりました。またいろんな人種の中で人種差別やら湾岸戦争やらネガティブな部分の現実なども、アメリカでの生活から感じ直面した出来事は大きいです。
現在も毎年数回は外国に行き研究会やコンベンションに参加しています。


Q4;影響を受けたミュージシャンは誰ですか?

フローラ.プリムはバンドとシンガーではなくて、歌も楽器の一つみたいなあり方で私もこういう風に楽器と平等にバンドをやりたいなと思いました。
初めて東北ツアーでご一緒させていただきましたベーシストの中山英二さんからは、自分の世界、感性を信じて、一人でいろいろ具体化して行く姿勢を見て刺激を受けました。ボストンではいろいろ素晴らしい人に出会い、いろんな影響を受けていると思います。また、外国の友人達、シンガーのグラジェーナやルチアナ.ソーザや仲のよかったミュージシャン達が自由でクリエイティブであり続け、素晴らしい仕事をしている事は自分にとってのすごい励みになります。


Q5;演奏する時に(ライブの時)、一番気にされることは何ですか?
集中すること。思いっきりよくやること。誠実に、そして楽しむ事。


Q6;音楽を通じて、一番伝えたい事は何ですか?
音楽をやるときは弱さも含め丸見え、不完全な私も前向きにこうやって生きている、という事かな?。
そして音楽にはマジックがあってとても伝わりやすく感じやすい。
一緒に身体で感じて、心で感じて、想像して、冒険したり、癒されたり音に身を任せて楽しんでくれたらうれしい。

Q7;jazzミュージシャンを目指している人にアドバイスをお願いします。
音楽は魅力的だけど、すごく難しい。世界中には凄い人がいっぱいいて、いいミュージシャンは才能の上に、凄く努力していると思います。
だから、それぞれの能力で夢見て謙虚な気持ちでやり続ける事かな?


Clear Out Of This World/吉野美知子
収録曲:Clear Out Of This World /Like A Lover /High Wire /Everytime We Say Good-Bye /On The Sunnyside Of The Street /It's All Right With Me /No More Blues /Infant Eyes /Afro blues
品番:Blue Vega Record BL-003 価格:2,500円(税込)
http://www.michiko-yoshino.com/discography/3rd.html


Q8;これからjazzを聴いてみようという方に、jazzの良さを教えて下さい。

スリルがあって自由で創造的。


Q9;jazzミュージシャンになっていなかったら、どんな職業に就いていたと思いますか?

ダンサーかアーティスト(美術)。


Q10;普段jazz以外で好んで聴く音楽があれば教えて下さい。
クラシック、ワールドミュージック、ボサノバやラテン音楽などいろいろ、その時々の気分で。

吉野美知子web : http://www.michiko-yoshino.com/

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