jazzミュージシャンインタビュー企画
 
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毎月、現在活躍中のjazzミュージシャンを紹介していきます。

第32回 【 白崎彩子(P) 】

プロフィール

東京都、世田谷区出身。都立芸術高校を経て東京芸術大学音楽学部ピアノ科卒業。5歳よりクラシックピアノを始める。小学5年の時、 父の手ほどきでバド・パウエルのソロコピーをきっかけにジャズピアノを始める。
以後、中学3年まで浅草ジャズコンテスト“グランプリ受賞”を始め、数々のジャズオーディションや、コンテストに入賞、優勝し、中学2年生で、ピアニストでは最年少の14歳で「NHK-FM セッション」のラジオ番組にゲスト出演する。 また、その当時、新宿「J」で、2年半レギュラー出演を果たす。 高校、大学ではクラシックピアノに専念、大学卒業後数年経ってジャズピアニストへの道を決心しNARUを始め都内のジャズスポットで演奏を再開する。

'95年 「第一回ハイネケン・ジャズ・コンペティション」のピアノ部門で、準グランプリ受賞。その時の審査員レイ・ブライアント氏に絶賛され、受賞者演奏会ではチック・コリアから高い評価を受けた。

'97年 単身ニューヨークに渡り、ピアノ、作曲をブルース・バースに師事。
「ブルーノート」「スモールズ」「ミュージシャンユニオン」「クレオパトラズニードル」などでセッションを重ねる。これまでに出演した主な場所は 「ブルーノート」「ディジーズ・クラブ」「コビズ・プレイス」「キタノホテル」「バードランド」「セント・ピーターズ教会」「ユニバーシティー・オブ・ ザ・ストリート」「スイング46」「コーネリア・ストリート・カフェ」「クレオパトラズ・ニードル」「コープランド」「シュガーヒル・ビストロ」「トリニ ティー教会」など。その他、マンハッタンケーブルテレビの「Jazz Corner」「Harold Ousley Show」に出演。
'99年 マンハッタン音楽院の大学院へ奨学生として入学。
ピアノをケニー・バロン、インプロビゼーションをテッド・ローゼンタール、作曲をマイク・アベーニの各氏に師事。
2001年5月大学院の修士課程を首席で卒業。

現在はニューヨークを拠点に自己のピアノトリオの他、Tim Collins(vibes), Tom Landman(g)とのユニット等で活動中。これまでの共演者は、Steve Kirby(b),Harold Ousley(ts), Kalil Madi(ds), Jimmy Lovelace (ds),Clarence Penn (ds), 中村健吾(b), Kenny Garrett (as), Lewis Nash(ds), Savion Glover(tap), Buster Brown(tap), Kit McClure(sax)他。また、シンガー、タップダンサーとの豊富な共演経験を持ち、伴奏者としても高い評価を得ている。
2002年、自主制作アルバム " Live in New York" を発表。
2003年7月、全奨学金プログラム、ジャズアスペンに参加しChristian McBride、Cyrus Chestut、Grady Tate等とセッション、交流を計る機会を得る。
2003年8月、ルイス・ナッシュをドラマーとして迎えたデビュー・アルバム"EXISTENCE"を発売。
2004 年3月、レコーディングメンバーのベーシスト、マルコ・パナシアを迎えての初のジャパンツアーでは全国11都市を廻り、各地でのコンサートライブは大成功 のうち幕を閉じた。同年4月、The Great American Jazz Piano Competition(フロリダ州、ジャクソンヴィル) で第3位入賞。同年11月、第2弾リーダーアルバムのNYレコーディングを終了、2005年6月、に "Musically Yours"としてリリースされ、8-9月は「NHK-FM セッション505」の公開録音を含めた、日本全国20箇所のツアーを行った。
2006年4月に待望のソロ・ピアノアルバム"Home Alone"がリリースされ多くのリスナー、オーディオ愛好家から好評を得ている。2006年2月、Marian McPartlandの長寿ラジオ番組"Piano Jazz"のゲストに招かれる。今年11月その時の放送が予定されている。
ここ数年はピアノトリオ、ピアノソロに焦点をおき、NYを拠点に年に1〜2回のスタンスで帰国しコンサート活動を続けている。
( 白崎彩子オフィシャルサイト : http://www.ayakoshirasaki.com

Q1;現在の主な活動を教えて下さい。
1997年渡米以来、年に1-2回は帰国ライブツアーをしています。それ以外はNYCを中心に自己のピアノトリオ、他で演奏活動しています。


Q2;いつ頃からjazzミュージシャンになろうと思われたのですか?何かきっかけがあったのでしょうか?
小さな頃からジャズを演奏していましたが、プロになろう、本格的にやっていこうと思ったのは大学卒業後数年経ってからです。ようやく自分でジャズをやりたい、と目覚め始めました。


Q3;jazzをどのようにして習得されたのですか?
10歳の頃、ジャズ好きの父からバド・パウエルのブルースコピー(採譜)の宿題を与えられたのがきっかけで、それ以来父の指導のもとバップを中心にアドリブのなんたるか、を教わりました。高校受験までの4年間、新宿Jのレギュラー出演を中心にジャズピアノの活動を少ししていました。


Q4;影響を受けたミュージシャンは誰ですか?
バド・パウエル、トミー・フラナガン、フィニアス・ニューボーン、アート・テイタム、ビル・エバンス 等


Q5;現在使用している楽器の種類を教えて下さい。
NYの自宅にはヤマハのアップライトU3(40年もの)があります。東京の実家にはカワイRXのグランドがあります。最新ソロ・ピアノアルバム”Home Alone”はそのカワイのグランドピアノを使用しています。


Q6;演奏する時に(ライブの時)、一番気にされることは何ですか?
スイングすること、その場の環境や空気をどう音楽、即興に活かしてくか、うまくまとめようと思わないで、常に実践の場で新しいものに挑戦し続けること、共演者と1つの音楽を創っていくこと。


Q7;音楽を通じて、一番伝えたい事は何ですか?
心が温かくなったり、穏やかになったり、反対に興奮したり、など音楽を通して感情を分かち合うことでしょうか。


Q8;jazzミュージシャンを目指している人にアドバイスをお願いします。
モダンジャズの基本である、バップの巨匠達の演奏を尊重してしっかり聴いて学んでください。それらの言葉、イディオムは最終的にどんなジャズのジャンルを選ぼうが、きっと意味のあるものになります。
大人になって楽器を始めた方は、独学の奏法でいかず、是非クラッシックの基本を教えてくれる先生から学んでみてください。間違ったやり方で無理な奏法をしているミュージシャンを多く見かけますが、危険なことです。どんな楽器であっても正しい奏法で演奏することで、表現の幅がより広がるはずです。


Q9;これからjazzを聴いてみようという方に、jazzの良さを教えて下さい。
スイング感、アンサンブル、遊び心、即興の醍醐味など。


Q10;jazzミュージシャンになっていなかったら、どんな職業に就いていたと思いますか?
正直他の職業は想像つきません。


Q11;普段jazz以外で好んで聴く音楽があれば教えて下さい。
クラッシック、ラテン等。


Q12;今後の活動予定を教えて下さい。
11月初旬に出産を控えているためしばらくは育児に専念する予定です。日本へは来年中に一度は一時帰国したいと考えていますので、皆さん、待っていて下さい。


Home Alone 白崎彩子 Solo Piano  2006年4月19日 発売
What's New Records (WNCJ-2163) / 2800yen (tax included)
 彼女のジャズへの熱い思いがこのアルバムに結集。
このアルバムは白崎彩子の揺るぎない堅実なテクニックと彼女自身のセンスのよい楽曲の解釈でソロ・ピアノ・アルバムとして非常に完成度が高く、彩子ワールドの集大成ともいえる作品。

"Home Alone"が下記のサイトで購入できます。
Tower Records HMV amazon.co.jp
その他のトリオアルバムは白崎彩子オフィシャルサイトをご覧下さい。

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