jazzミュージシャンインタビュー企画
 
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毎月、日本で活躍中のjazzミュージシャンを紹介していきます。

第28回 【 北 陽一郎 (Composer、Trumpeter、Ninja Jockey(NJ) Player) 】

< 北 陽一郎  PROFILE >

1963年東京都生まれ。12歳でトランペットを始める。
早稲田大学在学中、モダンジャズ研究会(ダンモ研)に所属するが、ほとんどジャズ知らズ。ロックバンドで活動。
1990年よりジャズバンド「渋さ知らズ」に参加。
1996年、トランペットとコンピュータを駆使し、法律と音楽を融合させたCD『ラップ憲法』(早稲田経営出版)を発表。
1996年よりほぼ毎年、ドイツMoers Jazz FestivalをはじめイギリスGlastonbury Festivalなど、ヨーロッパのジャズ・フェスティバルなどに多数出演。
ヨーロッパ、アメリカ、アジア各地で多くのコンサート、レコーディングに出演し、世界中のミュージシャンと共演する。
2001年より、4年連続フジロックフェスティバルに出演。今年は、東京JAZZ2006に出演予定(渋さ知らズ)。
北 陽一郎WEB : http://www.yo-yu.com

●主なCD&DVD
北陽一郎「ラップ憲法」早稲田経営出版、1996
渋さ知らズ「渋さ道」1993,1996、「DETTARAMEN」1993,1996、「Something
Difference」1994、「BE COOL」1995,1998、「渋祭」1997、「渋龍」1999、「オンステージアットアムステルダム」1999、「ケイハクウタガッセン」2000、「渋旗」2001、「渋星」2004、「自衛隊に入ろう」2004、「天幕」DVD2005、「行方知れズ」DVDムービー2005、「ALLD OF SHIBUSA」DVD2005。
「Lost Direction」2005、「渋全」エイベックス イオ 2006
フェダイン「FEDAYIEN LIVE」1997
Ash「Ash featuring松川純一郎」1998
「Loft Exil 1/6/98-Moers」Germany1998
「Hmptone Inn Records V.A.」1999
Nao Saejima「HOME/The World is Wanting her」1999
「イタチョコのニセゲームミュージックのうそひみつ」日本コロンビア 2001
「杉沼左千雄・北陽一郎 DUO」WA-ON Records 2002
佐々木彩子「空」Chitei Records 2003
泉邦弘「天国のスキップ」kitakara Records 2003
「〇十九壱」山田プロダクション 2004
「KITA Ninja Jockey」SunNorth Corporation 2005
伎芸天「GIGEITEN」なってるハウス 2005
「KITA-KRANEMANN ONE WORLD-ONE SOUND」SunNorth Corporation 2005


Q1;現在の主な活動を教えて下さい。
●渋さ知らズ
1990年から参加しています。たくさんCD&DVDが出ていますし、各地で多くのコンサートをしています。
●光音天
ダンスの野々ユキノとのユニットです。私は、トランペットのほかNinja Jockeyというオリジナルのコンピュータプログラムを使って演奏しています。完全即興演奏です。このユニットで、2005年にCDを出しました。
●KITA-KARANEMANN
クラフトワークやノイ!で活躍したエバーハルト・クラーネマンさんとのデュオです。
ここでもトランペットのほかNinja Jockeyを使って演奏しています。完全即興演奏です。2006年にCDを出しました。
●伎芸天
尺八、津軽三味線、笛、和太鼓とNinja Jockey&トランペットのユニットです。
2005年にCDを出しましたが、まだ一般販売をしていません。9月に、韓国ツアーをします。
●北陽一郎カルテット-
ピアノのスガダイローとドラムの磯部潤とのトリオ。ベースは未定ですので、「-」(マイナス)としています。
私の曲を演奏しますが、横(リズム)と縦(音の高さ)を自由にし、即興性を重視した音楽を演奏します。
●シャンバラブラス
基本的に金管五重奏の編成です。私の曲、クラシックや、現代音楽を演奏しています。
●不定期でベツニ・ナンモ・クレズマーやシカラムータ・ジンタらムータに出演しています。
●そのほか単発のレコーディングやコンサート、トランペットレッスンもしています。
トランペットレッスンは、次のWebSiteをご覧ください。http://www.yo-yu.com/tpkyo.html


Q2;いつ頃からjazzミュージシャンになろうと思われたのですか?何かきっかけがあったのでしょうか?
10年ぐらい前、フェダインというバンドのサポートでドイツのメールスジャズフェスティバルに参加したぐらいから。ドイツの大きなジャズフェスティバルに出演し、多くの観客や世界中のミュージシャンが熱狂してくれたのがきっかけです。


Q3;jazzをどのようにして習得されたのですか?
ダンモ研では、習得しませんでした。
94年ぐらいから、たくさんのライヴで鍛えられました。


Q4;影響を受けたミュージシャンは誰ですか?
まず、渋さ知らズのミュージシャンから、とても影響を受けました。
ジャズは、現場での影響を受けやすいと思います。レコードやCDから影響を受けたミュージシャンは、他の分野が多いです。たとえば、バッハ、ブルックナー、ストラヴィンスキー、武満徹などのクラシック作曲家、チベット仏教の声明やカッワリーのヌスラット・ファテアリハーン、キングクリムゾンやピンクフロイドなどです。ミュージシャンではありませんが、雅楽、能楽など日本の伝統音楽には多大な影響を受けています。
でも、マイルスのアガルタやオンザコーナーは大好きです。



Q5;現在使用している楽器の種類を教えて下さい。
主に次の2本を使用しています。
・Schilke P5-4 Bb/A Piccolo Trumpet - Silver Plated
[使用マウスピース:VINCENT BACH 7E]
・VINCENT BACH STRADIVARIUS MLV (Vindabona) Model with a 72GB bell 43pipe- SilverPlated
[使用マウスピース:VINCENT BACH 1C, 22 throat and 24 backbore
]


Q6;演奏する時に(ライブの時)、一番気にされることは何ですか?
コミュニケーション。
特にバンドのメンバー・お客さん・場の雰囲気のデータをできるだけ取り入れるようにしています。


Q7;音楽を通じて、一番伝えたい事は何ですか?
ライヴのとき外部から受けたものと自分の中にあるものすべて。


Q8;jazzミュージシャンを目指している人にアドバイスをお願いします。
フレーズよりもリズムをたくさん練習してください。
また、テクニックはもちろん重要ですが、それ以上に人間性を出す演奏をすることが重要です。
多くの人は、テクニックを磨いた後の習得を怠ります。
本来、テクニックは、自分という人間を出す技術にすぎないのです。
ステージ上でプレーヤーの人間性を感じられない演奏は、つまらない演奏になります。
人間性の習得には、幅広い知識と深い教養の習得を必要とします。
法律の勉強は、私の知識・教養を広げました。
私は、高校時代、日本の古典が好きで、よく読みました。
特に江戸以前の日本の古典は、おすすめです。
最後に、演奏する上では、謙虚な心が大事です。
とかくテクニックを習得すると、テクニックを披露しようとするおこがましい心が働き、謙虚な心がなくなります。
ミュージシャンは、自分に謙虚でなければならないと思います。
音楽をやらせていただいているのだという謙虚な心こそ、ミュージシャンとして一番大事なことだと思います。
(詳細は、http://www.sunnorth.jp/yo-yu/tp.html#12を参照してください。)


Q9;これからjazzを聴いてみようという方に、jazzの良さを教えて下さい。
即興で演奏すること。即興については、こちらのCD解説をご覧ください
http://www.sunnorth.jp/nj/njj.htm


北陽一郎(Ninja Jockey、ピッコロ・トランペット、エフェクト・トランペット、トランペット)
渋さ知らズのトランペット奏者、北 陽一郎によるワルシャワ・エレクトロニック・フェスティバルでのコンサートを完全収録したCD。オリジナル・コンピュータ・ソフトウェア「Ninja Jockey」とトランペットを使った完全即興演奏。
紹介site http://www.sunnorth.jp/nj/njj.html
購入site http://tinyurl.com/koh7v

KITA Ninja Jockey KO-ON-TEN WARSAW LIVE


Q10;jazzミュージシャンになっていなかったら、どんな職業に就いていたと思いますか?
法律家。
30歳ぐらいまでは、ミュージシャンになろうとは思っていませんでした。
プロになるきっかけがなかったら、そのまま法律の仕事をしていたと思います。


Q11;普段jazz以外で好んで聴く音楽があれば教えて下さい。
クラシック音楽、現代音楽、民族音楽。


Q12;今後の活動予定を教えて下さい。
活動予定は、次のWebSiteをご覧ください。  http://www.yo-yu.com/live.html

「KITA-KARANEMANN ONE WORLD-ONE SOUND」
北 陽一郎:(Ninja Jockey、ピッコロ・トランペット、エフェクト・トランペット、トランペット、トロンボーン)エバーハルト・クラーネマン:(チェロ、ギター、テナー・サックス、ヴォイス、キーボード、ミュージック・コンピュータ、サウンド・テープ)
渋さ知らズのトランペッター北 陽一郎とクラフトワークやノイ!で活躍したエバーハルト・クラーネマンとのデュオ・アルバム。2005年6月、ドイツ・ブッパタールでのライヴ録音。完全即興演奏。
紹介site  http://www.sunnorth.jp/cd/
購入site  http://tinyurl.com/l7nb5

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