jazzミュージシャンインタビュー企画
 
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毎月、日本で活躍中のjazzミュージシャンを紹介していきます。


第12回 平沢亨(Drummer & Composer)


プロフィール

高校時代、フォークソング部に在籍してメタリカやメガデスなどを爆音コピーする。ジャズを聴き始めたのもこの頃で、最初に手にしたレコードは、MilesDavisの"Miles in Tokyo"。

卒業後、神戸の甲陽音楽学院に入学。新聞配達をしながら2年間通学し、汗臭くノリの悪い学生生活を楽しむ。

劇伴やサポート活動など、なんやかんや経てスペインとアメリカに国外逃亡。しかし、むしろ逃亡しない方が楽だったことを現地で思い知らされるハメになる。

その後の詳細はこちら

Q1;現在の主な活動を教えて下さい。
作編曲、ドラムレッスン、サポート、レコーディング、柳京子


Q2;いつ頃からjazzミュージシャンになろうと思われたのですか?何かきっかけがあったのでしょうか?
今から思えば、腕はともかくとして、即興音楽家としての片鱗はドラムを始めた当初から見え隠れしていました。


Q3;jazzをどのようにして習得されたのですか?
習得できたかどうか・・・とにかく聴いて、演奏して、話しました。


Q4;影響を受けたミュージシャンは誰ですか?
関わりあった全ての方々です。


Q5;現在使用している楽器の種類を教えて下さい。
CANOPUS Studio Kit : 20",14",12" w/ prototype oil finish(セッティング画像


Q6;演奏する時に(ライブの時)、一番気にされることは何ですか?
思いつく限りで言う意味の「バランス感」です。

Q7;音楽を通じて、一番伝えたい事は何ですか?
「ムードや世界観」と言いたいところですが、これは「それを通じて何を一番伝えたいのか」という主旨の質問だと思うので、伝えたいというよりはむしろ、相互通行の自己投影の中で「何が一番伝わったのか」の方に、より興味がわく、というのが本音です。
「これこれこういうことを伝えたくて、音楽をやっているんだ〜」とは、あまり考えていませんし、逆に無作為で無目的であればあるほど、その芸術的説得力は強いのではないか、とすら考えています。実際にこの質問に触れて、改めて自問自答してみましたが、なかなか明確な回答が見つかりません。
例えば、セシルテイラーというピアニストのレコードを初めて聴いた時、私は確信を持って「彼は臆病で挙動不審だ」と感じました。対面したことも、何かしらの彼による筆記を読んだこともないので、実際のところはどうかわからないままではありますが(無礼を承知で記述を続けます)、正誤はどうあれ、私がそういう感想を抱いたということは、確かな事実なのです。
そして彼が、「みんな、俺ってば挙動不審なんだぜ」と伝えたくてピアノを弾いているとは思いにくい、ならば、やはり「伝わり得たことが全て」なのではないか、という考えも生まれて然るべき(仕方ない)ものでしょう。
どの類いであれど芸術は、先述の通り「相互通行の自己投影」だと考えるその必要十分条件が、正にそこにあるわけで、各々がおもんばかった結論の連続こそが、芸術を成立させる大きな要素なのではないでしょうか。ちなみに私はセシルテイラーのそういった演奏も、バドパウエルの豪快な演奏も大好きです。
さて、ここに導かれる結論として、一番伝えたいことは「自己」なのではないか、と一瞬考えましたが、細緻な言い方をすれば「自己投影を目指しはするが、かと言って演奏を聴いてくれた側がそれと正反対の解釈をしたとて、何らの問題も生じない」となります。つまり、伝えたいことは「伝わったこと」です!
自発的で主観的な感想を、大事にして下さい。

Q8;jazzミュージシャンを目指している人にアドバイスをお願いします。
考え方がどんどん変わっていく自分を認めて、それに打ち負かされないよう、一緒に頑張りましょう。


Q9;これからjazzを聴いてみようという方に、jazzの良さを教えて下さい。
私個人がjazzに魅せられたのは、おそらく作曲と演奏の共時性にあるのではないかと考えています。特殊な緊張感があって、楽しいです。


Q10;jazzミュージシャンになっていなかったら、どんな職業に就いていたと思いますか?
アルバム:
強いて挙げるなら調理師でしょうか。でも、音楽に触れていなかったとしたら、料理にも興味を示さなかったかもしれません。
Q11;普段jazz以外で好んで聴く音楽があれば教えて下さい。
ラヴェルやラフマニノフの作品です。生徒が作ってくれた「マイ・ベスト」もよく聴きます。
"Details of feeling" 生き物の感覚にスポットを当てた抽象絵画集。 詳細はこちら


Q12;今後の活動予定を教えて下さい。
私の主宰するドラム教室では、現在入会金無料キャンペーンを行っていま す。体験レッスンと併せてご応募下さい。
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